バルセロナが、現在ブライトンでプレーしているスペイン人FWアンス・ファティ(21)を放出するつもりだと、スペイン紙スポルト電子版が5日に報じた。

ファティは今季、出場機会を求めて日本代表MF三笘薫を擁するブライトンに1年間の期限付きで移籍。幸先の良いスタートを切って、ここまで26試合に出場しているが、昨年12月に負った筋肉系のけがの影響で以降のパフォーマンスが低下しており、4ゴールにとどまっている。

同紙によると、ブライトンはこのような状態にあるファティとのレンタル期間延長を望んでいないとのこと。そしてバルセロナも来季の戦力と考えていないため、今夏放出の道を探しているという。

しかし、ファティは27年6月30日まで残る契約を破棄するつもりはなく、買い取りを希望するクラブも現れていないため、来季も期限付き移籍になる可能性が高そうだ。

そんな中、セビリアやバレンシアなどスペインの3クラブや、プレミアリーグのウルバーハンプトンが興味を示していると、同紙は伝えている。(高橋智行通信員)