日本代表MF遠藤航(31)が先発した首位のリバプールは、敵地でマンチェスター・ユナイテッドと2-2で引き分け、得失点差で2位に後退した。相手GKオナナの好セーブが続き好機を生かせず、逆に相手にスーパーゴールを浴び数少ないチャンスを決められた。遠藤は逆転を許した後半24分に交代した。

試合後、クロップ監督は、マンチェスターUについて「5月のアーセナル戦では敗れるだろう」と予想した。現在、アーセナルとリバプールが勝ち点71で並び、マンチェスター・シティが勝ち点70の3位。優勝争いは最終節までもつれこむことは必至だ。5月11日の第37節に、マンチェスターUがホームでアーセナルと戦う。報道陣に「5月はユナイテッドを応援するのか」と問われたクロップ監督は「おそらくね」と話し「もし我々がまだ残っていれば、それは素晴らしいことだ。でも、アーセナルはいいチームだ。もしユナイテッドが今日のようなプレーをすれば、アーセナルが試合に勝つだろう。100%そう思っている。それを言うのは申し訳ないが」と辛辣な意見を述べた。

リバプールは、3月17日のFAカップ準々決勝でもマンチェスターUに4-3で敗れ、この日も勝ち点1にとどまった。リバプールのサポーターは、今季限りで退任するクロップ監督が、最後のシーズンを史上最多となる20回目のタイトル獲得で飾ることを願っている。

指揮官は「最高の結果ではないけど、これでいいと思う。今日のようなことをコンスタントにやってはいけない。絶対にダメだ。それは分かっている。最終節が終わった後、首位にいたい」と前を向いた。