レアル・マドリードのカルロ・アンチェロッティ監督(64)が8日、マンチェスター・シティーとの大一番を目前に控え「スタメンで間違いを犯すことはないだろう」と言い切った。

十分な準備ができていることをアピールした。

Rマドリードは9日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦でマンチェスターCをホームに迎える。この前日、アンチェロッティ監督が記者会見に出席。その模様をスペイン紙アスが伝えている。

指揮官はその際、マンチェスターC戦について「重要なのはベストを尽くすこと。そしてメンタル面が大切だ。ピッチで勇気や個性を発揮する必要がある。我々にはその準備期間があったし、あらゆる意味で自分たちのベストを尽くせると確信している。我々には戦うために十分なクオリティーがある」と意気込みを語った。

マンチェスターCに惨敗を喫した昨季の対戦については「勇気も個性もないプレーをしてしまった。この手の試合では、それが基本となる。我々は第2戦でそれが欠けていた」と反省した。

また、大一番へ送り込む先発イレブンについて「おそらく、おかしなことはしないと思う。スタメンで間違いを犯すことはないだろう。非常にハッキリとしている」と断言。「まだ選手たちには言っていない。明日、伝えるつもりだ」と話したが、腹は固めていた。

今回の対戦で、もしビニシウス、ベリンガム、チュアメニ、カマビンガの誰かがイエローカードを受けた場合、アウェーの第2戦に出場できなくなる。しかし「出場停止リーチのかかる選手がいるからといって、第2戦を考えてはダメだ」と強調。「第1戦のことを考える必要がある。我々はホームで戦うので、そのアドバンテージを生かさなければいけない」とベストメンバーで臨む覚悟を示していた。(高橋智行通信員)