マンチェスター・シティーのグアルディオラ監督(53)が8日、レアル・マドリードとの大一番に向け「2回連続で勝つことはほぼ不可能だ」と難易度の高さを強調した。

9日(日本時間10日)のアウェーでの欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦レアル・マドリード戦前日会見に出席。

まず、Rマドリード戦で守備の主力であるウォーカーとアケが負傷欠場を余儀なくされることについて、「私は何を言えばいいんだ?我々は11人でプレーし、解決策を探すつもりだ。ウォーカーがビニシウスを守るのにベストの選手なのは事実だが、残念ながら我々はシーズンのこの時期に多くの負傷者を抱えているし、何人かは代表チームでの親善試合で負傷して戻ってきた」とフィジカル面に大きな問題を抱えていることを吐露した。

続けてRマドリード戦に向け、「我々は2シーズン前、最後の数分で敗北を喫したが、昨シーズンは勝つことができた。我々には第2戦をホームで戦えるというアドバンテージがあるし、アグレッシブに行きたいと思っている。ベリンガム、ロドリゴ、バルベルデなど、誰もがRマドリードのトランジションの強さを知っている。彼らはプレーの多くの要素をうまくコントロールするので、我々は彼らの非常に高いテンポを維持する必要がある。Rマドリードに1回勝つのでも難しいし、2回連続で勝つことなどほぼ不可能だ。そのため明日の試合に勝つためには賢く戦わなければならない」と言及した。

また、Rマドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウで戦うことの意味については、「常に特別だよ。しかし、ルーティンとまでは言わないが、初めてのことではない」とした。(高橋智行通信員)