14季ぶりにベスト8入りしたアーセナルがホームでバイエルン・ミュンヘンと2-2で引き分けた。DF冨安健洋(25)はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。

先制したのはホームのアーセナル。前半12分、右サイドから崩し、最後はDFホワイトのパスを受けたFWサカが左足で見事なコントロールシュートを決めた。

だが、18分にバイエルンが追い付く。ショートカウンターからMFゴレツカのラストパスを受けたFWニャブリが右足でねじ込み、古巣から同点ゴールを奪った。

さらに30分、右サイドでボールを受けたFWサネがハーフウエーライン付近からドリブルで一気に持ち運んでペナルティーエリア内に侵入。DFサリバに倒されてPKを獲得した。

これをFWケーンが冷静に仕留めて、32分に逆転に成功した。エースFWはトットナム時代にアーセナル戦で公式戦17試合14得点と得意にしていた。

アーセナルは今季CL8試合で5失点と堅守を誇ったが、前半だけで2失点。後半開始からDFキビオルに代えてDFジンチェンコを投入した。

さらに同20分過ぎにMFジョルジーニョ→FWガブリエル・ジェズス、FWガブリエル・マルティネリ→FWトロサールと交代。途中からピッチに入った2人の活躍で同点に追い付く。

31分、ガブリエル・ジェズスがペナルティーエリア内に侵入し、相手を交わして左に短いパス。そこに走り込んだトロサールが右足で蹴り込んだ。アルテタ監督の交代策が的中した。

2-2となった終盤にお互いに決定機はあったが、そのまま終了。第1戦はドローに終わった。第2戦は17日に行われる。

【動画】アルテタ采配が的中!トロサールの鮮やかなフィニッシュ