バルセロナのシャビ監督(44)がパリ・サンジェルマン戦を翌日に控えた9日、「我々は今季最高の瞬間を迎えている」と自信をうかがわせた。

バルセロナは10日に欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第1戦でパリ・サンジェルマンとホームで対戦する。この前日会見をスペイン紙アスが伝えた。

シャビ監督は、ベストの状態でこの大一番にたどり着くことができたかという質問に、「我々はこの4年間、準々決勝に進出できていなかったので、今の状況を表すのは希望という言葉だよ。我々は夢を見ることができるし、モチベーションが高い。今季最高の瞬間を迎えている。しかし、我々の前には欧州CLで勝つために作られたチーム、そして現在、世界最高の監督の1人がいる」とチーム状態の良さをアピールした。

最も警戒すべき選手であるフランス代表FWエムバペについては、「向こうにはエムバペ、デンベレ、コロ・ムアニ、ビティーニャなどがいる。トランジションを避けなければいけない。彼らはそれに関して世界最高のチームのひとつだ」と見解。さらにエムバペにマンマークをつける可能性について、「私はマンマークをつけるのは好きではないし、これまで一度も使ったことはない。また、欧州CLではわずかな点が勝敗を分けるので、カバリングと警戒を怠ってはダメだ」と否定した。

また、招集メンバー入りするも、まだ医師の試合出場許可が下りていないデ・ヨングとペドリについては「ポジティブな状態だ。もう練習に参加している。遠征した全員がプレーできることを願うよ」と期待を寄せていた。(高橋智行通信員)