【マドリード=高橋智行通信員】レアル・マドリード(スペイン)とマンチェスター・シティー(イングランド)の優勝候補同士の第1戦は、壮絶なゴール合戦の末に3-3で引き分けた。

Rマドリードは守備の要クルトワとアラバを欠く中、アンチェロッティ監督はシステムを4-3-3から4-2-3-1に変更し、ロドリゴを左サイドハーフ、ビニシウスをセンターフォワードに配置した。

アンチェロッティ監督は試合後の会見で、ロドリゴを左、ビニシウスを中で起用したことについてこうコメントした。

「ロドリゴを左サイドに配置したのは、(3月31日の)ビルバオ戦での勢いに期待したからだ。そしてビニシウスは少しインサイドでプレーしたが何も変わらなかった。彼らはよくやってくれたし、ハードワークしてくれた。私はチームの出来に満足しているよ。プレスをかけるエネルギーが尽きるまで、我々はとてもうまくやっていた」

また、チュアメニが出場停止となる第2戦の起用策について問われると「チュアメニの代わりにナチョかミリトンが入ることになると思うが、その点で迷いがある。この試合で起こったことをよく分析する必要があるが、今の流れを継続しなければいけないし、今日のように真っ向から戦わなければいけない」と話した。

第2戦は引き続き激戦が予想される。事実上の決勝戦と言われる試合に向けてこう続けた。

「困難はたくさんあるが、マンチェスターのピッチはここのように広くて長い。サポーターという点で我々には少しハンデがあるが、自信は変わらない」

マンチェスターCのグアルディオラ監督との名将対決も注目される。