バルセロナ(スペイン)がアウェーでパリ・サンジェルマン(フランス)に3-2で先勝した。ラフィーニャがCL初ゴールを含む2得点。2-2の後半32分に途中出場のDFクリステンセンがセットプレーから勝ち越し点を奪った。第2戦は16日にバルセロナのホームで行われる。

3季前にパリSGのエムバペが2戦合計4ゴールを挙げ、17年にはバルセロナが第2戦で4点差を逆転するなど名勝負を演じてきた両チームの対戦。今回の第1戦も打ち合いになった。

序盤はパリSGがエムバペとデンベレを中心に押し込み、前半34分にアセンシオの突破をセルジ・ロベルトが後方から倒してイエローカード。バルセロナのゲームキャプテンは第2戦で出場停止となった。

それでも先制したのはバルセロナ。前半37分、レバンドフスキが巧みなポストプレーから右に展開し、ヤマルの折り返しにレバンドフスキが飛び込むが、そのこぼれ球に反応したラフィーニャが右足で決めた。ブラジル代表FWのCL初ゴールでバルセロナが先手を奪った。

後半立ち上がりからパリSGが攻勢を強める。3分、エムバペが左サイドから抜け出してクロス。これは相手にクリアされるが、こぼれ球を拾ったデンベレが右足でのシュートフェイントから左足でゴール左上に強烈なシュートを突き刺した。

さらにその3分後にはファビアン・ルイスの縦パスに抜け出したビティーニャがゴール前に進入。右足でゴール左隅に流し込んで逆転に成功した。ホームのパルク・デ・プランスは歓喜に包まれた。

だが、その後にシャビ監督の選手交代策からバルセロナが流れを引き寄せる。後半17分、途中出場したペドリの浮き球のパスに抜け出したラフィーニャが見事な左足ボレーシュートを決めて同点。同32分にはギュンドアンの左CKを途中出場のクリステンセンが頭で合わせて勝ち越した。

クリステンセンは同43分にイエローカードを受け、累積警告で第2戦は出場停止となったものの、アウェーのバルセロナがそのまま3-2で先勝した。