【マドリード=高橋智行通信員】アトレチコ・マドリード(スペイン)はホームでドルトムント(ドイツ)を2-1で下した。前半4分にデパウルのゴールで幸先よく先制し、同32分にリノが加点。後半に1点差に迫られるが、そのまま逃げ切った。シメオネ監督は「同点にされなかったのは幸運」と振り返った。

主な会見の一問一答は次の通り。

-ドルトムント戦の感想について

非常に重要な初戦に勝てたという印象だ。我々は70分間、大切な試合をうまくコントロールしながら、とてもいい試合をした。2-0の時にグリーズマンとリノに決定機があったが、ドルトムントには終盤シュートがクロスバーに当たり、同点に追いつかれる可能性もあった。あのシナリオで同点にされなかったのは幸運だったよ。

今回の準々決勝の4試合を考えると満足しているよ。欧州CLで勝つのは簡単ではない。我々はこの後、苦しむことになる(第2戦の敵地の)ピッチに行くことは分かっている。ドルトムントは選手交代でデュエルを制したフレッシュな選手や、突破力のある選手、背の高い選手を投入してきた優れたチームだ。しかし我々は、もし速い選手がいればスペースを得ることができる。

-試合を通じてインテンシティ(強度)を維持できなかった理由

最初の70分間でやったことを90分間維持するのはとても難しいが、これは欧州CLの試合だ。彼らは選手交代でチームを一新していたし、とても良いチームだよ。

-第2戦出場停止のサムエウ・リノについて

サムは試合ごとに成長しており、本当に素晴らしい仕事をしているし、すごいクオリティーを備えている。彼には得点力があるし、今後も成長するので、我々は彼にもっとゴールを要求する必要がある。そうすればチームはより強くなるだろう。

-アウェーの第2戦で最も懸念していることは?

試合そのものを懸念している。難しいピッチに行くことになるし、相手が強くなるので、我々はチャンスを得るために自分たちに有利な状況を探さなければならない。