レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(64)が12日、マジョルカ戦を前に「優先すべきは明日であり、マンチェスター・シティー戦ではない」とベストメンバーで臨むことを示唆した。

Rマドリードは13日のスペインリーグ第31節でマジョルカとアウェーで対戦する。この試合の前日会見の模様をスペイン紙アスが伝えた。

アンチェロッティ監督はまず、マジョルカ戦に向けて、「集団として並外れた姿勢を持つ相手とのタフな試合になるだろう。激しいものになるはずだ。我々はマジョルカが得意とする献身性に負けないようにするつもりだ」と言及した。

続いて試合前日の練習に参加しなかったミリトンとロドリゴのコンディションについて、「ロドリゴは昨日、打撲に苦しんでいたが、マジョルカ戦には全員起用できるだろう(※クルトワとアラバは長期離脱中)。優先すべきは明日であり、マンチェスター・シティー戦ではない。我々は今週、多くのものを懸けて戦っているが、それは他のチームも同じだ。我々は数日前と同じ自信を持っている。明日が重要だ。繰り返すが、明日は全員出場できるし、ベストのチームを組むつもりだ。ミリトンも起用できる」と2人とも問題ないことを強調した。

また、マジョルカのムリキやマンチェスター・シティーのハーランド相手に、約8カ月間負傷欠場が続いたミリトンを先発起用するのは時期尚早ではないかという意見に対しては、「もちろんそのことは我々の頭の中にあるし、熟考しなければならないが、エデルは全力で取り組んでおり、フィジカル面に問題はない。選手の調子が良いと思えば、出場時間や欠場期間は考えない。かつて私はけが明けのケディラを欧州チャンピオンズリーグ決勝で起用したことがあったが、それは彼の状態が良いと判断したからだ。ミリトンはもちろん90分間プレーすることができないし、難しいだろう。しかし試合の大半は耐えることができる」との見解を示した。(高橋智行通信員)