フランス1部スタッド・ランス所属の日本代表MF伊東純也(30)と中村敬斗(23)が、地元紙に高評価された。

13日のストラスブール戦(1-3)前半8分、伊東の右クロスから中村がヘディングで先制点を決めた。13日ランス地元紙リュニオン電子版は「But 100%Nippon(=100%日本のゴール)」と報じた。

同紙は「3月10日から無敗だった(1勝3引分け)スタッド・ランスは、ストラスブールのピッチで敗北を喫した。それでもスタートはよかった。ランスの選手たちは、ジュンヤ・イトウのすばらしいセンタリングからケイト・ナカムラがヘディングで決めた100%ニッポンのゴールで、8分に先制点を挙げることに成功していた」と称賛した。

 

「しかしながら、ストラスブールの選手たちをコントロールしていたように見えていたが、スティル監督のチームは、守備的MFヴァランタン・アタンガナ(18)の負傷による交代のあと、オーガナイズを見直さざるを得なかった(22分)」と説明した。

アタンガナに代わって途中出場していた若いアマドゥ・コネ(18)が2枚目のイエローカードを受けて退場。10人となって敗れた。

スティル監督は「我々は、すばらしいチームワークのこのゴールを決めながらパーフェクトなスタートを切っていた。しかし釘を打ち込む代わりに、ヴァル(アタンガナ)のけがによってダメージを受けた。我々はひと時動揺し、10分間コントロールを失った。ストラスブールの選手たちに試合(の主導権)を捧げてしまい、理想的なシナリオから悪夢になった」とコメントしていた。

今季6アシスト目を記録した伊東は、後半17分、中村は後半35分に退いた。Sランスのチームは暫定7位となっている。(松本愛香通信員)