バルセロナのシャビ監督(44)が、パリ・サンジェルマンとの大一番を翌日に控えて「モンジュイック(エスタディ・オリンピック・リュイス・コンパニス)はカンプノウのような魔法の夜にならなければいけない」と、素晴らしい雰囲気になることを期待した。

バルセロナは16日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でパリ・サンジェルマンとホームで対戦する。試合前日、シャビ監督が記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

シャビ監督はその際、敵地での難しい初戦を3-2で勝利したことで準決勝進出に近づいたパリ・サンジェルマン戦に向けて、意気込みを語った。

「これはクラブとして大きなチャンスだ。我々はホームで戦うし、アドバンテージがある。モンジュイックは、カンプノウのような魔法の夜にならなければいけない。私は第1戦と非常に似た試合になると予想している。相手は臆測で動くことはないだろうし、プレスをかけ、前に出てくるはずだ」

「我々が準決勝に進出するためにはスペースを見つけ、個性を発揮する必要がある。パリ・サンジェルマンは世界最高のチームの1つであり、ルイス・エンリケは世界最高の監督の一人だ。我々はとても楽しみにしているし、興奮している」

そしてMFペドリの先発出場については、大きな問題がないことを強調した。

「先発の準備はできていると思う。招集された選手は全員、90分間プレーする準備ができている。ハーフタイムに、疲労とけがについて話し合うつもりだ。明日はペドリが非常に重要な存在になるだろう」

またシャビ監督は、1月に今季限りでの退任を発表したことで解放されたか、という質問を受け、次のように答えている。

「私にとっても選手たちにとっても、そしてメディアにとってもね。誰もが解放された。皆がクラブやチームに対して、より大きな帰属意識を持っている。それは素晴らしいことだよ」

(高橋智行通信員)