ドルトムント(ドイツ)がアトレチコ・マドリード(スペイン)をホームで4-2と下し、2戦合計5-4と競り勝ち準決勝進出を果たした。2012-13年大会以来、11シーズンぶりの4強入りとなった。

第1戦をアウェーで1-2と落としたドルトムントだったが、持ち前の攻撃力がさく裂した。

前半34分、DFフンメルスの浮き球パスを左サイドで受けたMFブラントが角度のない位置から左足を強振。GKオブラクの手をはじいてゴールイン。1-0と先制した。

さらに39分、MFザビッツアーの落としたパスを後方から走り込んだDFマースセンが持ち込み、左足でゴール。追加点を奪った。これで2戦合計で3-2と逆転した。

後半4分、CKからAマドリードDFエルモソがヘディングシュート。クリアしようと足を伸ばしたフンメルスの足に当たり、角度が変わってゴールイン。1-2となり、2戦合計3-3。

さらに後半19分、Aマドリードにゴール前へ攻め込まれると、FWコレアに強烈なシュートを許す。1度はブロックしたが、こぼれ球を再びコレアに左足で打たれ、ゴールを許した。2-2となり、2戦合計で3-4とリードを許した。

しかしドルトムントはホームサポーターの声援を背に、積極的にゴールに向かう。後半26分、左からザビッツァーの入れたクロスをFWフュルクルクが頭で合わせて3-2とし、再び2戦合計4-4の振り出しに戻した。

続けて後半29分、こぼれ球を拾ったザビッツァーがエリア内へと短く持ち込み左足でシュート。これがゴール右隅に決まり、4-2とする。2戦合計で5-4と一歩抜け出した。

ドルトムントは最後まで攻める姿勢を貫き、A・マドリードの反撃を許さず。ホームで完勝した。

準決勝(第1戦は日本時間4月30日)でパリ・サンジェルマンと対戦する。