レアル・マドリードのアンチェロッティ監督(64)が大一番を間近に控え、「何が起こってもおかしくない90分がまだ残っている」とコメントした。

レアル・マドリードは17日、欧州チャンピオンズリーグ(CL)準々決勝第2戦でマンチェスター・シティーとアウェーで対戦する。この試合前日、アンチェロッティ監督が記者会見に出席した。そのもようをスペイン紙アスが伝えている。

アンチェロッティ監督はまず、この大一番に関して最も寝付けないものが何かを聞かれると、「何もない。もし今夜、夕食を食べ過ぎたら眠れなくなるだろうね。私は自分のチームに全幅の信頼を寄せているし、我々はいい状態だ。私が夜眠れなくなるなんてことは全くない」と気がかりなことがないことを強調した。

続いて、マンチェスター・シティーのグアルディオラ監督が第1戦でアンチェロッティ監督がやったことに驚かされたと発言したことを受け、第2戦で再び何か新しいことをやるかを聞かれると、「いや、やるつもりはない。我々はお互いのことをよく知っている。グアルディオラは安心して大丈夫だ。明日はマジックをしないつもりだよ」と笑顔を見せながら答えた。

そして、第1戦で無力化したFWハーランドについては、「個人について言えば、彼は依然としてマンチェスター・シティーで最も危険な選手の一人だ。第1戦で消えていたのは、我々のディフェンス陣の功績によるものだが、彼は世界最高のセンターフォワードになる可能性があるし、常に危険な存在だよ」と警戒した。

またアンチェロッティ監督は昨季の準決勝第2戦でマンチェスター・シティーに0-4で敗れたことから学んだことについて、「明日のことだけを考えなければダメだ。競い、戦い、自信を持つ必要がある。第1戦は互角の戦いとなり、結果は引き分けだったし、何が起きてもおかしくない90分がまだ残っている。我々は自信を持ってそれをやり遂げられる」と意気込みを語っていた。

(高橋智行通信員)