アトレチコ・マドリードが25年のクラブワールドカップ(W杯)の出場権争いでバルセロナを上回り、参加資格を得たことをスペイン紙アスが17日に報じた。

クラブW杯は25年に参加クラブが32に大幅拡大され、4年に1度開催と様変わりする。欧州では20-21年シーズン以降の欧州チャンピオンズリーグ(CL)王者と欧州ランキング(20-21年シーズン以降の欧州CL成績によるポイント制)上位の計12クラブに参加資格が割り当てられる。

しかし、同一協会に所属するクラブの出場権が与えられるのは2枠までのため(※同一協会の3クラブ以上が欧州CLに優勝した場合は例外)、スペインではAマドリードとバルセロナが残り1枠を争っている状態だった。

そんな中、両チームとも16日に欧州CL準々決勝敗退が決定。これにより欧州ランキングのポイントでAマドリード(67ポイント)がバルセロナ(61ポイント)を6上回り、参加資格を得ることになった。

現時点で、20-21年シーズン以降の欧州チャンピオンズリーグ(CL)王者であるチェルシー、レアル・マドリード、マンチェスター・シティー、欧州ランキング上位のバイエルン・ミュンヘン、パリ・サンジェルマン、インテル・ミラノ、ドルトムント、ポルト、Aマドリード、ベンフィカ・リスボン、ユベントスの11クラブの出場が決定済み。残り1枠は、今季の欧州CLに優勝した場合はアーセナル、敗退した場合はレッドブル・ザルツブルクに割り当てられる。

あリニューアルされるクラブW杯は25年6月15日から7月13日にかけてアメリカで開催され、賞金は最高で5000万ユーロ(約80億円)に達する。(高橋智行通信員)