ヨーロッパの多くのクラブがレアル・マドリードの若きトルコ代表MFギュレル(19)に興味を示しているとスペイン紙アス電子版が19日に報じた。

ギュレルは昨夏、トルコのフェネルバフチェから移籍金2000万ユーロ(約32億円)プラス出来高1000万ユーロ(約16億円)でRマドリードに加入した。しかし度重なるけがで出遅れ、ここまで公式戦7試合に出場し1得点を挙げているものの、わずか98分しかプレーしていない。

そんな状況ながらも、その才能は高く評価されており、現在ベティス、セビリアを含む10以上のクラブがRマドリードに問い合わせしているとのことだ。しかし本人は今のところ、来季もマドリードでプレーを続けることを望んでいるという。

最終的な判断を下すのはRマドリードになるとのことだが、実際に期限付き移籍させる場合、欧州チャンピオンズリーグ(CL)に出場できるクラブを優先させると同紙は伝えている。

その場合、残り7節で来季の欧州CL出場圏内の4位アトレチコ・マドリードに勝ち点16差をつけられている8位ベティス、残留を目指して戦っている13位セビリア行きの可能性は低いと考えられる。(高橋智行通信員)