<イタリア・スーパー杯:ユベントス2(5PK6)2ナポリ>◇22日◇ドーハ

 昨季のリーグ王者ユベントスとイタリア杯覇者のナポリが対戦し、2-2からのPK戦をナポリが6-5で制した。

 ナポリが2度のビハインドを追いつく粘りを見せた。前半5分に自陣のこぼれ球をFWテベスに拾われて先制ゴールを許したが、後半23分、左サイドを突破したMFデグズマンのクロスをFWイグアインがフリーでヘディングシュートを決めて同点に追いついた。

 試合は1-1で延長に突入し、延長後半1分にMFポグバの突破から再びテベスに右足でゴール左へ突き刺されまたしても先行されたが、同13分、ゴール前のこぼれ球をイグアインが右足で押し込んでナポリが再び同点に追いつき、勝負はPK戦へと持ち込まれた。

 PK戦はナポリMFホルヒーニョ、ユベントスFWテベスと両チームの1番手が失敗。5人を終わって4-4となりサドンデスとなった。ナポリは7番手FWメルテンス、8番手FWカジェホンが連続してGKブフォンに止められたが、ユベントスも7番手DFキエリーニ、8番手FWペレイラが失敗して決めきれず、ナポリ9番手のDFクリバリーが左ポストをたたきながらもゴールにねじ込んだ後、ユベントス9番手のMFパドインのキックをGKラファエウが左手ではじき出して決着を付けた。

 ナポリのベニテス監督は「ユベントスのような強いチームに勝ててうれしい。ラファエウやイグアイン、そしてチーム全員のおかげでハッピーだ」と喜んだ。