チリ北部コピア郊外での鉱山落盤事故で地下約700メートルに閉じ込められた33人の中に、サッカーのチリ代表だったフランクリン・ロボスさん(53)がいることが6日までに分かった。ロボスさんは、1982年にプロデビューし、84年ロス五輪の予選などに出場。強烈なフリーキックが武器だったという。1部リーグのサンティアゴ・ワンダラーズなどに所属し95年に引退した。

 事業を興したが、経営に失敗し、バスの運転手などもしていたが、現在はトラック運転手として鉱山で働いていたという。この元代表が33人の中にいたことは国民的な関心も高く、報道によると、チリ代表のビエルサ監督が、ロボスさんをはじめ、閉じ込められた33人を励ますため、代表選手のサイン入りのユニホームを33人に贈ったという。(エリーザ大塚通信員)

 [2010年9月7日9時50分

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