10日に行われた欧州リーグ準々決勝で、コロンビア代表FWカルロス・バッカ(27)が1得点1アシストなど3得点に絡み、セビリア(スペイン)を4強入りに導くとともに、W杯代表入りに向けてアピールした。コロンビア代表FWはファルカオ(モナコ)がケガで離脱しているが、バッカのほかにもワールドクラスの選手がめじろ押しだ。

 ◆ファルカオ…1月に左膝の靱帯(じんたい)を損傷して手術を受け、戦列を離れているが、W杯出場については「望みを持っている」と意気込んでいる。術後のリハビリは順調のようで「日々確実に良くなっている。早く回復していてうれしい」と話している。

 ◆グティエレス…これまでもファルカオと2トップを組んできた。W杯でもメンバー選出は間違いない。欧州でのプレー経験はないが、今季からアルゼンチンのリバープレートへ移籍。「リケルメ(ボカ・ジュニアーズ)と対戦するのは楽しい」と話している。

 ◆ラモス…今季ヘルタでリーグ2位(11日現在)の16点を挙げる活躍を見せ、14-15年シーズンから4年契約でドルトムントでプレーすることが決まった。得点能力に加え、前線から積極的にプレスをかけるスタイルはドルトムント・クロップ監督の好みだ。

 ◆イバルボ…10年5月の南アフリカ戦で20歳で代表デビュー。同年11月のペルー戦以来、代表からは遠ざかっていたが、昨年11月のベルギー戦で約3年ぶりに代表復帰し、ゴールも決めた。圧倒的なスピードで「アスプリージャ2世」とも呼ばれる。

 ◆マルティネス…スピードに加え、身長185センチを生かした空中戦が得意のFW。今季ポルトガル1部で18点を挙げ(11日現在)、2位に4点差をつけて得点ランクトップを走っている。PKをMFクアレスマが担当することが多い中での18得点は見事だ。