<エリーザ大塚の王国のサッカー用語>

 ピッチの中でどんな役割もこなせる選手は、どこのチームでも重宝されますね。ブラジルではそんな選手のことを「carregador

 de

 piano(カヘガドール・デ・ピアノ)」と言います。直訳は「ピアノを担ぐ人」、つまり、どんな曲でも上手に弾きこなせるという意味で、どんな役割でもこなせる選手となります。日本代表監督を務めたオシムさんは、スター選手の陰で、骨身を惜しまず動き回る選手のことを「水を運ぶ選手」と言っていましたね。サッカーの盛んな国では、いい選手は、独特の言い回しで称賛されているのです。