コートジボワールのエメルス・ファエ監督(42)は、元ドイツ代表MFのバスティアン・シュバインシュタイガー氏が自身のチームについて行った、人種差別的と考えられる発言を強く非難した。26日までにAP通信が報じた。
シュバインシュタイガー氏は20日のドイツ対コートジボワール戦の前に、ドイツの放送局ARDに出演。コートジボワールの選手たちから何を予期すべきかについて語った際、以下のような発言を行った。
「少し“アフリカのサッカー”という感じで、少し型破りで、少し野性的で、たぶん戦術にそれほど縛られていない部分がある。予測不能な事態に備えなければならない」
ファエ監督は25日、キュラソーに2-0で勝利し、コートジボワールを同国史上初となるW杯の決勝トーナメントへと導いた。
勝利の後、ファエ監督は「(シュバインシュタイガー氏の発言が)必ずしも彼の普段の考えを反映したものではなく、言い方が少しまずかっただけだと思いたい」などと語った。
ファエ監督はその上で「率直に言うなら、それを人種差別と呼ぶこともできるだろう」と述べた。
シュバインシュタイガー氏の発言は今週初め、人種差別的なステレオタイプを助長するものとして批判を浴びた。
スポーツコメンテーターのパトリック・シュニッツラー氏は自身のインスタグラムに「私たちが皆、気づかないうちに受け継いでいる人種差別的な偏見」と書き、黒人ジャーナリストであるフィリップ・アウォウノウ氏はデア・シュピーゲル誌で「この特徴付けは植民地主義に根ざした古い人種差別的な決まり文句を利用したものだ」と記した。ただし、アウォウノウ氏はシュバインシュタイガー氏が人種差別主義者だとは考えていないとも述べている。
ファエ監督は、西アフリカのチームである彼らがW杯でここまで勝ち進むために、フィジカルの強さと同じくらい知性と戦略を駆使して勝利を収めていると語った。
そして、シュバインシュタイガー氏が時代遅れの人種差別的な決まり文句を用いることで、自身の放送キャリアにおける“話題を作ろう”としていたのではないかと推測した。
ファエ監督は「彼のコメントを聞いたとき、私はがっかりした」「彼という人間に失望した。彼があのような話し方をするのは奇妙なことだ」などと話している。


