国際サッカー連盟(FIFA)は、3日に行われたワールドカップ(W杯)北中米大会の決勝トーナメント1回戦アルゼンチン対カボベルデ戦(アルゼンチンが3-2で勝利)の試合中、アメリカのソーシャルメディアインフルエンサーであるIShowSpeed(アイ・ショー・スピード)とサポーターの間で起きたとされる人種差別的な暴言の疑惑を受け、調査を開始した。8日までに英BBCが報じた。
YouTubeで5700万人、TikTokで5300万人のフォロワーを持つIShowSpeedは、今大会中に試合のライブ配信を行っており、配信の一部にはFIFAのジャンニ・インファンティーノ会長や元スウェーデン代表FWのズラタン・イブラヒモビッチ氏も出演している。
FIFAは、決勝T1回戦の試合が行われた3日にマイアミのハードロック・スタジアムで発生したとされる事案について報告を受けたとし、「直ちに調査を開始した」と述べたという。
本名ダレン・ジェイソン・ワトキンス・ジュニアで21歳のIShowSpeedは、自身のYouTubeチャンネルの映像内において、カボベルデのユニホームを着用し、スタンドでアルゼンチンファンと口論になっている姿が確認できる。
FIFAは声明の中で「W杯は団結、多様性、そして尊重の祭典である」と述べ、「世界中の人々、文化、そしてコミュニティーを結びつけるものであり、これらの価値観を損なうような行動をとる者は、我々のスポーツにおいて歓迎されない」としている。
IShowSpeedに対する暴言疑惑の数日前には、パラグアイの上院議員がフランス代表FWキリアン・エムバペの出自や学歴を嘲笑する人種差別的な発言を複数回行い、エムバペが同議員を「卑劣」でありその地位に値しないと非難する出来事があったばかりだ。
パラグアイ急進真正自由党のセレステ・アマリージャ氏は、W杯決勝T2回戦で自国がフランスに敗れた後、Xに差別的なコメントを投稿した。
フランスサッカー連盟(FFF)は、アマリージャ氏の発言を「極めて忌まわしく、到底容認できない」として、刑事告発する方針を発表している。


