[ 2014年2月7日16時41分 ]

 日本は過去最高だった1998年長野冬季五輪の金5個、総数10個を上回るメダルの獲得を目標に掲げた。橋本聖子団長は「やってきた成果を果たせることができれば、超えられない目標ではない」と息巻いた。

 最も金メダルに近いのはノルディックスキー、ジャンプ女子の17歳、高梨沙羅(クラレ)。今季のワールドカップ(W杯)で13戦10勝と圧倒的な強さを見せる。

 フィギュアスケートは優勝を争う男子の羽生結弦(ANA)と女子の浅田真央(中京大)ら過去最強の顔ぶれがそろっており、4位で初日を終えた団体を含めて複数のメダル獲得を目標とする。スピードスケートの男子500メートルでは加藤条治と長島圭一郎(ともに日本電産サンキョー)の前回メダリストが悲願の金を目指す。

 スノーボードの男子ハーフパイプは15歳の平野歩夢(バートン)が堂々のメダル候補。18歳の平岡卓(フッド)にも期待がかかる。ジャンプ男子で41歳の葛西紀明(土屋ホーム)は表彰台を視野に入れ、複合の渡部暁斗(北野建設)も狙える。

 フリースタイルスキーのモーグルは序盤に行われ、男子の遠藤尚(忍建設)、女子の上村愛子(北野建設)らが勢いをつけられるか。終盤はスノーボード女子パラレル大回転の竹内智香(広島ガス)やスピードスケートの女子団体追い抜きなどで積み上げを図る。