<アメリカンフットボール・Xボウル:鹿島21-14富士通>◇21日◇東京ドーム

 富士通は鹿島に敗れ、悲願の初優勝を逃した。

 第1Q富士通はファーストドライブでRB金雄一が32ヤードのタッチダウンを決め7点を先制した。しかし、その後は互いの守備陣がしっかりと守りきり、大きなゲインを許さない展開に。

 第2Qはお互い我慢の時間が続いた。互いにパスインターセプトを見せるなど、一歩の譲らない展開で7-0で前半を終了した。

 第3Q鹿島はけがでスタメンを外れていたエースQBの尾崎が出場。そこから攻撃のリズムをつかんだ鹿島が51ヤードのパスを成功させるなど、大きくゲイン。鹿島ペースで試合が進んでいく。2本のFGで鹿島が追い上げを見せ、終了間際に、鹿島RB丸太がTD。富士通は逆転を許してしまう。

 第4Qも、富士通は流れをつかめない。2分に鹿島WR前田に78ヤードのTDパスを決められ11点のビハインドを背負う。11分、鹿島はさらににFGを決めリードを広げる。富士通は焦りからかパス失敗、インターセプトでなかなかゲインできない。残り3分になってWRブラッド・ブレナンが意地のTDを見せ、FGも決めるが反撃もここまで。鹿島に追いつくことはできず、初優勝はならなかった。