アジア大会日本選手団の本部役員が4日、韓国の仁川で総括の記者会見を開き、高田裕司総監督は「(金メダル数)2位を(目標に)掲げて達成できていないが、まずまずの成績」と述べた。

 金メダル数は前回大会の48にほぼ並んだ。メダル総数、金の数とも中国、韓国に次ぐ3位となっている。五輪で行われる団体球技は苦戦し、優勝はラグビー7人制男子のみだった。田嶋幸三副団長は「ベストメンバーではないチームもある中、リオデジャネイロ五輪へ向けて楽観視できない」と分析した。

 大会中には競泳の冨田尚弥(チームアリーナ)が会場でカメラを盗んだとして追放処分になり、波紋を広げた。青木剛団長は「あらためて、ご迷惑をお掛けしたことをおわび申し上げたい」と謝罪した。