仁川アジア大会の水泳場でカメラを盗んで、仁川地検から窃盗罪で略式起訴され、罰金100万ウォン(約10万円)を納めた競泳男子の冨田尚弥(25=チームアリーナ)が1日、韓国から羽田空港着の航空機で帰国した。到着口に現れると「このたびは大変お騒がせして、誠に申し訳ございませんでした」と謝罪し、約1分間頭を下げた。一方でソウルの金浦空港を出発する際に「僕やってないです」と発言した真意を問われると無言で立ち去った。起訴内容によると、9月25日に文鶴水泳場の記者席でカメラを盗んだ。26日夜に地元警察から事情聴取され、容疑を認めている。

 また、所属のデサントは契約社員の冨田を1日付で謹慎処分とした。最終的な処分は10月中旬に決める。