男子20キロ競歩で京大出身の山西利和(22=愛知製鋼)が1時間22分10秒の銀メダルを獲得した。

金メダルならば19年の世界選手権(ドーハ)に内定できただけに、満足できない部分もあったが、トップと6秒差にくらいついた。

19キロすぎまで並んで歩いていたが、スパートで離された。優勝した中国選手が国旗を持って大喜びする横で、山西はフィニッシュ後は約40秒間、膝に手をついた。「最後のスピード勝負に対応できなかった。自分の中で動きがはまらなくて、ピッチが上がらなかった。最低限はできたが、最後に勝負できるだけの余力、そもそもの地力が足りていない」と悔しそうに話した。