米国でのテキサス・リレー男子100メートルで、追い風参考ながら9秒87の日本人最高タイムで優勝した桐生祥秀(19=東洋大)が30日、成田空港に帰国した。

 桐生の帰国を知って集まったファンや、報道陣の多さに「米国でも記録を見て、驚いてくれていましたが、こっちに帰ってきたら、こんなすごいことになっていて、自分がビックリしました」と照れ笑いを浮かべていた。

 今後は来月18、19日の織田記念国際大会(広島Eスタ)に出場する予定。「今回は記録よりも、海外の大会で勝ったこと、横の(ロンドン五輪5位)ベイリーに勝ったことが自信になった。広島は走りやすいトラックのイメージもありますし、日本で公認記録を出したい」と、9秒台連発に挑む。