18歳11カ月のウサイン・ボルト(ジャマイカ)を超える18歳5カ月で史上最年少での男子200メートル決勝に進出したサニブラウン・ハキーム(18=東京陸協)は偉業を自分で知らなかった。

 報道陣からボルトを超えた感想を問われると「え? そうなんですか?」と驚いた。その上で「最年少で出たところで戦えないと意味がない。戦えるように合わせていきたい」と意気込んだ。20秒43(向かい風0・3メートル)のタイムは決勝進出者8人中で最低。準決勝は2着通過だったが、下克上を狙う。

 20秒52で予選を突破後、右ハムストリングに少し張りが出た。ただ決勝では「そんな止まるほどの痛みではない。決勝までいったら、足がもげてでもゴールはするかな」と抱負を語った。