日本勢で31年ぶりにボストンマラソンを制した公務員ランナーの川内優輝(31=埼玉県庁)が5日、札幌市内で行われた豊平川マラソンに出場した。

 ゲストランナーとしてハーフ男子に出場し、全体トップの1時間6分39秒でゴールした。4日に地元埼玉の春日部大凧マラソンに出場しており、2日連続でのレース。春日部では25度近くまで気温が上がり、暑さに苦しみ練習相手に敗れたが、この日はしっかりトップでゴールした。

 タイム的には最高気温12度と冷涼な札幌で、春日部の記録を下回った。「前日のダメージが大きすぎた。僕は3日連続で走ることもあったし、2日連続というのは言い訳にならない。もっと練習を大切にしないといけないと、あらためて気づいた」と自らを戒めていた。

 レース後は、1時間以上かけ、熱心にファンサービスに応じていた。今後は13日の仙台国際ハーフに出場する予定になっている。