ミズノは11日、陸上男子110メートル障害の日本記録保持者の金井大旺(たいおう、23)が2月1日付で陸上部に加入すると発表した。これまでは福井県スポーツ協会の所属だった。

金井は「このたびミズノトラッククラブの一員になれたことをとてもうれしく思います。世界大会で結果を残した選手が在籍するチームの一員となる自覚を持ち、世界のファイナリストを目指して日々精進して参ります」とコメントした。

金井は法大を卒業後、昨年6月の日本選手権では13秒36(追い風0・7メートル)で13秒39だった日本記録を14年ぶりに更新。この1年で自己記録を0秒17短縮するなど急成長しており、20年東京オリンピック(五輪)でも活躍を期待されている。ジャカルタ・アジア大会では初の日の丸を背負った。

ただ東京五輪後は家業を継ぎ、歯科医師になると意向を示している。高校も北海道の進学校・函館ラ・サールの異色のハードラー。練習もハードル練習は週2日ほどでイメージトレーニングも重視する独自の道を進む。限られた競技生活ですべてを出す。