NHKが15日午前8時から放送した「マラソングランドチャンピオンシップ女子東京五輪代表選考レース」の関東地区の平均視聴率が、13・5%(関西地区10・4%)だったことが17日、ビデオリサーチの調べで分かった。

レースは前田穂南(23)が1位となり、2位の鈴木亜由子(27)に3分47秒差をつける圧勝劇だった。2位の鈴木とともに代表に内定した。

一方、男子のレースは同日、TBSが放送したが、NHKとTBSの両局とも同じ午前8時に放送が開始され、レースのスタート前には同じ映像を使う異例のコラボ放送が行われ、注目を集めた。

コラボ放送では、NHKの副音声実況を担当する嵐の相葉雅紀とTBS実況の安住紳一郎アナが並んで進行するレース紹介を数分間放送。相葉が「この時間は局の垣根を越えた史上初のコラボ放送」と伝えると、安住アナも「どちらのチャンネルを見ても同じ映像が流れていると思います」と説明した。またTBS伊藤隆佑アナとNHK小宮山晃義アナがそれぞれ相手局に“出張”する形で、自局担当の経過を報告するなどした。