青学大が5強による大混戦が予想された往路を5時間21分16秒の新記録で制し、3年ぶり4度目の往路優勝を果たした。2位は国学院大、3位は東京国際大。往路3連覇を狙った東洋大は11位に終わった。

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青学大が勝ちパターンに入った。復路にも戦力をそろえ、山下りさえ乗り切れば、2年ぶりの奪還は大きく近づく。

2位の国学院大、3位の東京国際大は往路に主力をつぎこみ、復路は戦力が落ちる。青学大に連覇を目指す東海大は青学大と2分以内なら射程圏だったが、3分22秒差をひっくり返すには山下りで1分以上を詰めたい。それが出来なければ、青学大のミスが生まれない限り、逆転は厳しくなる。

「5強」の数えられた駒大、東洋大も逃げ切りを描いていた。往路の結果を受け、目標の修正を余儀なくされたことは否めない。帝京大は経験豊富なメンバーが揃い、同校史上初の3位以内も狙える。ただ優勝争いは事実上、青学大と東海大に絞られた。