24年パリ五輪のマラソン代表選考に関し、日本陸連が、“MGC予選会”の位置付けとなる大会の数を増やす検討をしていることが18日、分かった。

東京五輪は代表2枠をマラソン・グランドチャンピオンシップ(MGC)で決めたが、その一発勝負の要素を残した選考の形は、パリ五輪も引き継ぐ方針。東京へ向けては、MGCの出場権が懸かるMGCシリーズは、男子5大会(北海道、福岡国際、別府大分毎日、東京、びわ湖毎日)、女子4大会(北海道、さいたま国際、大阪国際女子、名古屋ウィメンズ)だった。

パリについては、その指定競技会の枠を拡充する。少しでも五輪選考に関わるマラソンを増やし、全国の大会を活性化する狙い。びわ湖毎日は、来年2月28日の第76回大会を最後に終了することで調整中。びわ湖毎日と違い、市民マラソンであっても、苦しい運営状況にあるレースは多く、少しでも救える策を尽くす。