陸上男子100メートル日本記録保持者のサニブラウン・ハキーム(21)が1日、新年の抱負を述べた。マネジメント会社UDN SPORTSを通じ、インタビューに応じた。
-東京五輪が近づいてきた
「東京五輪が延期になって、1年余分に時間がもらえたので、そこを有効活用し、準備を着々と整えて行っている段階」
-2020年はどういう年だったか。
「チームを移り、競技人生においては一つの大きな変化なのかなと思う」
-フロリダ大を休学し、プロに。新たな練習拠点「タンブルウィードTC」で指導を受けるレイナ・レイダー氏からは
「『17年にコーチしていた時より、結構重心の位置が下がっている』と言われた。結構問題視していたところがあったりしたので、レイナと話して、なるほどなという感じで聞いていた」
-東京五輪に向けて、どう過ごすか
「あっという間に日本選手権が来て、五輪が来ると思うので、1日1日を大切にして、できることは全てやって、万全な状態で迎えられればなと思う」
-夏までのトレーニング、試合の組み方は
「五輪に向けて集中力を高めるのもそうだが、五輪があるからって焦りすぎるのも良くないかなと思う。1試合1試合、目的を持って取り組んでいければなと思う」
-21年のテーマを挙げるなら
「2021年を終えて、人として、選手として、1段階、2段階成長できていればなというのが今年のテーマ。まだまだ先もあるし、東京五輪を終えて成長できていれば一番なのかなと思う」
-漢字1文字で表すなら21年のテーマは
「超えるとか、踏むとか、そんな感じですかね。踏み台って言ってはなんだけど、そこを超えた先に自分が成長していればなという感じで。まあ『超』ってところかな」
-東京五輪の目標は
「100、200、4継、全て金メダルを目指して頑張りたい。そこに関しては、たぶんいつまでたっても変わらないと思う。精いっぱい一日一日東京五輪まで、練習をしっかりして万全の状態で取り組めればと思っている」