小池祐貴(26=住友電工)が200メートル決勝を20秒55で制した。100メートルに続く、2冠を達成した。

体が動きにくい、肌寒いコンディション。追い風は記録の後押しとなる半面、参考記録となる2・9メートルの強い風は、理想の動きを難しくもした。「勝ちきるのは大事なこと。ある程度、自分の走りができた。ある程度、満足している。風も強かったし、寒かった。これぐらいタイムが落ちても、しょうがいないということにしようかな」と振り返った。

今後も100メートルと200メートルも両立し、日本選手権でも2冠を狙う。「どっちも走りきる強さを目指していく」。五輪で世界との差を痛感したパワーに加え、2種目を戦い抜くには「効率のいい走り。より精度の高い走りをする走りをすることが大切」と話した。