東洋大の黄金ルーキーが大学駅伝デビューを迎える。出雲駅伝のエントリーが9日に発表され、5000メートル前高校記録保持者の石田洸介は5区に入った。

ルールでは補員を当日に2人まで代えられるが、酒井俊幸監督(45)は「変更は考えていない」と全6区間でオーダー表通りの起用をする方針を示した。アクシデントがなければ、強豪校で争奪戦となった大器が、鉄紺のユニホームをまとい、出雲路を駆け抜ける。

石田は群馬・東農大二高3年時に当時の5000メートル高校記録となる13分34秒74をマーク。福岡の浅川中時代にもトラック3種目で中学新を樹立しており、将来が期待されている。

酒井監督は主力を故障で欠く、チーム状況だけに「今回はステップの位置づけ」とした。その上で「出雲駅伝を経験し、その後の駅伝で活躍し、代表になった選手が数多くいる。その第1歩となるような大会になれば」と若い力の台頭に期待した。

 

1区 児玉悠輔(3年)

2区 奥山輝(2年)

3区 前田義弘(3年)

4区 九嶋恵舜(2年)

5区 石田洸介(1年)

6区 柏優吾(3年)

補員

及川瑠音(3年)

兼原尚也(2年)