男子マラソン日本記録保持者の鈴木健吾(26=富士通)が、10日(日本時間21時30分号砲)のシカゴマラソンで自身の記録更新に挑む。

鈴木は今年2月のびわ湖毎日マラソンで日本人初の2時間4分台となる2時間4分56秒をマーク。それ以来のマラソン参戦となる。

シカゴは高速コースとして知られ、東京オリンピック(五輪)で引退した大迫傑が18年の大会で当時の日本記録を塗り替える2時間5分50秒をマーク。02年にも高岡寿成が2時間6分16秒の日本新を樹立している。

19年には女子のブリジット・コスゲイ(ケニア)が2時間14分4秒の世界新記録で優勝。今年も好記録の期待がかかる。

愛媛県出身の鈴木は、宇和島東高から神奈川大に進学。3年時には箱根駅伝で「花の2区」で区間賞を獲得した。2018年に富士通入り。自身5度目のマラソンとなった今年のびわ湖毎日で、日本記録を樹立した。