今年を最後に75回の歴史に幕を閉じる福岡国際マラソンが午後0時10分、スタートした。この大会で過去に3連覇を含む4度の優勝を誇る日本陸連の瀬古利彦副会長(65)がテレビ解説者を務めている。レースを前に「寂しいですねー。自分の歴史がなくなるようで」と神妙な面持ちで話した。

設楽悠太(ホンダ)ら2時間6分台の持ちタイムを持つ選手がそろう中、注目の選手として細谷恭平(黒崎播磨)、大六野秀畝(旭化成)の名前を挙げた。

また12度目の福岡挑戦となった34歳川内優輝(あいおいニッセイ同和損保)にも触れ、「34歳にしてびわ湖で自己ベストを出した。今回も楽しみ」と話した。

また、今回のテレビ解説者として東京オリンピック(五輪)男子マラソンで6位入賞し、現役を引退した大迫傑氏も参加し、最後の大会を見守っている。