今年を最後に75回の歴史に幕を閉じる福岡国際マラソンで、優勝候補の設楽悠太(29=ホンダ)が途中棄権した。

先頭集団を快調に走っていた設楽が、アクシデントが起きた。1キロ2分58秒の速いペースで展開する中、20キロを59分24秒で通過した直後、設楽が走るのを急きょやめた。足に違和感を覚えたような素ぶりだった。

2時間6分11秒の記録を持ち、今回はパリ五輪への第一歩となる大会。23年秋のマラソングランドチャンピオンシップ(MGC)出場を懸けていたが、元日本記録保持者復活の第1歩とはならなかった。