全日本大学女子選抜駅伝(富士山本宮浅間大社前~富士総合運動公園陸上競技場、7区間43・4キロ)が30日に行われる。新潟医療福祉大から2選手がエントリーされた。「全日本大学選抜」の候補選手に2度目の選出となった保科琴音(3年)は初のメンバー入りを目指す。地元の「静岡県学生選抜」チームで3度目の出場となる吉田千紘主将(4年)は主将として選出された。大会は22大学と全日本大学選抜、静岡県学生選抜の計24チームが出場する。

保科は「今年こそは走りたい!」と言う。1年時にも全日本大学選抜候補に選出されたがメンバーからは外れた。5000メートルで6月のデンカチャレンジ(C)では今季ベストの16分51秒81をマークすると、12月の日体大記録会では16分34秒25とタイムを縮め、調子は上向きだ。メンバー入りすればスピード区間の3区(3・3キロ)起用が濃厚。「距離が短いので最初から最後まで全力! チャンスをモノにして今年をいい形で締めくくりたい」。

吉田は静岡県選抜チームの主将を任された。今季は自身の記録を何度も更新。6月のデンカCで5000メートル=16分57秒55、7月の北日本インカレでは1万メートル=35分44秒98と自己ベストを更新した。卒業後は指導者としての道を目指し、選手生活に区切りをつける。「4年間を締めくくる走りができたら」と集大成の走りを誓った。【飯嶋聡美】