1区(21・3キロ)は5000メートルのU-20(20歳以下)日本記録を持つ中大の吉居大和(2年)が、07年に東海大の佐藤悠基(当時2年)がマークした1時間1分6秒を15年ぶりに更新する1時間0分40秒の区間新記録を樹立した。

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レース直後、吉居は鶴見中継所で喜びを語った。一問一答は次の通り。

   ◇   ◇

-区間新記録でした

「区間記録は狙っていたというか、意識していたところがあったので取れて良かったです」

-去年の借りを返せたか

「思っていたよりいけたのが正直なところ。残り5キロはなかなか上げられなかった」

-自分から仕掛けようという決断は

「前に出たときにもしかしたらこのまま先頭いかなければいけないと思った中で、それがいい方向にいった」

-監督からは指示があったか

「監督からは区間3番以内と言われていたが、自分としてはできるだけ先輩方に楽に走っていただけるように、できるだけ差をつけようと思った」

-仕方なく先頭にいった

「自分で出られるなら出ようと思っていた。ちょっと遅くて、行けば誰か来るかなという感覚で行きました」

-どういう気持ちで走ったか

「できるだけ先輩方に楽してもらうには自分が差をつけて、前に選手がいると思って走ってました」

-10キロ通過が27分台だった

「5キロのところで何分かわからなくて、自分でもびっくりしています。それでも余裕があったので、いけるなと思ったが、ラストの六郷橋だったり、六郷橋がきつかったです」

-昨年を振り返って

「なかなかうまくいかないことも多かった年だったが、今年はスタートきれたので、また大きく成長できる年にしたい」

-設定タイムはあったか

「自信を持って走れた。監督からは目標タイムは(1時間)1分半と言われていたが、あまり設定タイムはなかった」

-佐藤悠基の区間記録について

「一応意識していたが、15キロ地点ぐらいでけっこうきつかったが、出せて良かったです。普通にこんなタイムでいけるかなと正直思っていて、1人(単独走)でだったら厳しいかなと思ったが、今回は自信を持ってスタートラインに立てたので思い切りいけた。(佐藤の映像は)昔見たことがあります」

-今年の大きな目標は

「まずはトラックで5000メートルで世界陸上の標準を突破したいです」

-1区はいつから決まった

「去年の3区が終わった後から来年は1区と言われていたので、しっかり準備できました」

-全日本の借りを返せたか

「全日本は区間2位だったので、今回は区間賞を取れてすごくうれしいです」

-自信を持ってスタートに立てたのは

「距離に対する不安がなく、しっかり練習でやってきたことを出せれば結果を出せる自信はありました」