大阪マラソン・びわ湖毎日マラソン統合大会(27日、大阪府庁前~大阪城公園前の42・195キロ)に出場する招待選手の会見が25日、オンラインで行われた。 プロランナーの川内優輝(34=あいおいニッセイ)、日本歴代3位の2時間6分11秒の記録を持つ設楽悠太(30=ンダ)、マラソン2度目の山下一貴(24=三菱重工)、土井大輔(25=黒崎播磨)の4人が参加した。

大会は新型コロナウイルス感染症予防の観点から約2万人規模の市民マラソンの開催を断念し、エリート部門(約300人)で行うことを決定した。その中でかつての日本記録を樹立した設楽は「初めての大会。ワクワクというか、初マラソンのような感覚でいます」と意気込みを口にした。

設楽は6日に行われた別府大分マラソンでペースメーカーを務めた。「記録を狙うなら東京と思ったが、今後を見据えて大阪に決めた。(今年7月米オレゴンの)世界選手権は意識していない。原点に戻って、(今後は)海外のレースを予定しているので、まずは結果を残すことを考えています」。世界を見据え、なにわ路をステップにする。