東京都庁前~東京駅前までの42・195キロで争われる6日の東京マラソンは、男女ともに世界記録保持者ら豪華な海外勢が出場メンバーに名を連ねている。男子2連覇中のビルハヌ・レゲセ(エチオピア)は出場を辞退したが、起伏の少ない国内屈指の高速コースで快走が期待される外国人選手を紹介する。

男子で最大の注目は、世界記録(2時間1分39秒)を持ち、札幌で行われた東京五輪金メダリストのエリウド・キプチョゲ(ケニア)だ。五輪2連覇中の37歳は、4日の記者会見にリモートで参加。コンディションの良さをアピールしていた。

ほか世界歴代4位の記録(2時間2分55秒)を持つモシネト・ゲレメウ(30=エチオピア)ら、2時間4分を切る記録を持つアフリカ勢が4人。20年ロンドンマラソン覇者のシュラ・キタタ(25=エチオピア)も出場予定だ。

女子も2時間14分04秒の世界記録保持者、ブリジット・コスゲイ(28=ケニア)に注目が集まる。19年シカゴマラソンで16年ぶりに世界記録を更新。昨夏の東京五輪では銀メダルを獲得した。今回は大会記録(2時間17分45秒)の更新に意欲を示している。

ほかにもアンジェラ・タヌイ(29=ケニア)ら2時間20分を切った経験を持つアフリカ勢が4人そろい、21年ベルリンで初マラソン初優勝を飾ったゴティトム・ゲブレシラシエ(27=エチオピア)、20年ロンドンマラソン2位のサラ・ホール(38=米国)ら高いレベルの争いになりそうだ。