13年ぶりにマラソンを走った新谷仁美(34=積水化学)は、ライバルに背中を押され自己ベストとなる2時間21分17秒で7位に入った。終盤まで一山と並走し、日本人2位でゴール。「一山ちゃんがいたおかげで最後まで耐えることができた」と感謝した。

40キロ手前でスパートした一山についていけなかったが、最後まで粘りの力走を見せた。09年に出した自己記録(2時間30分58秒)更新にも、本人は「2度と走りたくない。みんなよくマラソンを好きでやっているな。もう嫌」と笑った。

不完全燃焼という結果だが「五輪後よりも軽やかな気持ちでここに立てている」。今後は「とりあえず私は走ることが嫌いなので明日にでもやめたい」と言いつつ「やっぱり私はトラックで頑張りたいと思った。なぜなら(マラソンは)単純にきついから」とトラック中心で活動していく。