陸上で大阪に縁がある選手を支援する「OSAKA夢プログラム第2期事業」の記者会見が9日、大阪市内で行われた。会見には第2期指定選手となった、住友電工に所属する男子障害の泉谷駿介(22)、同短距離の小池祐貴(26)、同10種競技の丸山優真(23)と、女子走り幅跳びの秦澄美鈴(26=シバタ工業)が出席した。

15年から始まった第1期から継続で指定選手となった小池は「金額などの規模を聞き、これだけの支援を受けているというのを自覚することがつらい時、もう1歩踏み出すときに大切になってくる。そういった自覚を持って2期はやっていきたい」と感謝を語った。

大阪について問われると泉谷は、「温かく受け入れてくださりうれしく思っている。結果で返せるように頑張りたい」。順大を今春卒業した22歳が活躍を誓った。

同事業は世界で活躍するトップアスリート育成を目指した大阪陸上競技協会による支援事業。経済界、陸上競技愛好者から寄付を受け、競技を通じたスポーツ文化の普及、大阪の活力向上を目指す。第2期事業は今年4月から25年3月までの3年間で、支援金総額は1億2000万円。2024年のパリ五輪でのメダル獲得を見据え、支援を行っていく予定だ。【波部俊之介】