女子100メートルで昨年覇者の児玉芽生(ミズノ)が、11秒47(向かい風0・7メートル)の全体2位で決勝に進出した。

今季は低調だったが、復調を予感させる力強い走りを見せた。「立ち姿勢や歩く姿勢から見直してきた。少しずつ良くなってきている」とうなずいた。

福岡大を卒業して4月にミズノに入社した。昨年の日本選手権では100メートルと200メートルで2冠を達成。東京オリンピック(五輪)では400メートルリレー代表に選出された。女子短距界のエースとして期待を集める。

自己ベストは100メートルが日本歴代3位の11秒35。「(11秒)20台を目指すには新しい自分にならないといけない」と力強く話した。