男子100メートル決勝で群馬・東農大二高を卒業して3カ月の柳田大輝(東洋大)が、10秒19(追い風1・1メートル)で3位に入った。

50メートル付近まで先頭を走っていたが、サニブラウンと坂井に追い上げられた。9日の準決勝は10秒16だっただけに「ハキームさんが来ると予想していたんですけど…。準決勝の方がいいタイムだったので悔しい」と笑顔はなかった。今月26日の布勢スプリント(鳥取)で参加標準記録(10秒05)を突破すれば、世界選手権の代表に内定する。

◆世界選手権の内定条件 男子100メートルは参加標準記録(10秒05)を突破した上で、今回の日本選手権で3位以内に入れば代表に内定する。大会前の時点で標準記録を突破している選手はいなかったが、準決勝でサニブラウン・ハキーム(タンブルウィードTC)が10秒04を記録した。