陸上男子1500メートルで後藤琉太朗(東海大札幌3年)が、大会記録(3分54秒01)を27年ぶりに更新する3分53秒05のタイムをたたき出し、初優勝を飾った。トラックでは初となる全道大会で結果を残し「大会記録を目指していた。意識して頑張りました」と笑みをこぼした。

スタートから1周した直後に先頭に立った。「風があったけど、それに負けない気持ちで」とレースを引っ張った。ラスト100メートルはガムシャラになって力を振り絞り、ゴール直後はばったりとその場に倒れ込んだ。

中学までは野球をしていたが、マラソン大会に出場し、長距離の魅力に引き込まれ、高校では心機一転、陸上の道に進んだ。プロ注目の左腕、門別啓人投手(3年)とも仲が良く、学校では野球談議も交わす。初の全国へ向け「予選からどんどん勝負して、決勝を目指して戦いたい。北海道高校記録の3分48秒を目指したい」と話した。