【ユージン(米オレゴン州)=佐藤礼征】世界選手権(15日開幕)で男子やり投げに出場するディーン元気(30=ミズノ)が13日、米オレゴン州で初めて練習を行った。前日12日に現地入り。予選は大会7日目の21日に行われる。この日、軽く汗を流したディーンは「しっかり疲れを取りたい。(予選まで)時間があるので、ゆっくり調整できたら」と話した。

12年ロンドン五輪代表のディーンは、6月の日本選手権で10年ぶり2度目の優勝を果たした。参加標準記録(85メートル00)は突破できなかったが、世界ランキングで初の世界選手権代表に選出された。

宿舎は会場のヘイワールドフィールドに隣接しており「部屋の窓を開けたら歓声が届くんじゃないかというくらい」と、大会期間中の臨場感を予感。米国での試合は早大時代以来で「それこそ10年ぶりくらい。大学の小さい記録会で、79メートルで優勝した覚えがある。いいイメージ。久しぶりの世界大会なので、気負わずやっていきたい」と意気込んだ。